販促業界最大の展示会!「販促エキスポ2019(春)」に参加しました!
2月1日金曜日、販促エキスポ(千葉県 幕張メッセ)に行ってきました。新しい商品を見つけたい、他の企業がどんなことをしているのか知り、学びたいという思いから今回に至りました。
参加したのは、幕張メッセで行われた「販促エキスポ2019 春」というイベント。
新しい商材や、いずれブースを出す際の参考にできたのでとても楽しく、良い経験になりましたのでお話しします。
目次
販促エキスポ
多くの方々が来場されていました。経営者・営業職・現場の方・・・いろいろな方々が来られていました。商品に関しても、弊社の扱うような印刷物以外に、マーケーティング部門や海外からの企業も出展されていました。私は印刷会社なので、ついつい印刷系に足を運んでしましました。他にも多くの企業のブースを見れましたのでその一部をご紹介します。
高級タオル
伝統的なタオルを使用
任意のデザインで作ってもらえます。オリジナルな高級ハンカチも良いですね。
あらゆる販促グッズのお店
ボールペンやメモなどの定番商品はもちろん、かなり変わったものまでありました。
立体看板、立体壁紙
立体的なデザインの印刷物や看板の制作会社。
テレビ局でも使用されているそうです。これが壁一面に貼れるのは驚きました。
印刷・製版等、すべての工程を自社で行えるという点も素晴らしい。
簡単に消せるメモバンド
介護系の仕事や大手メーカーさんが使用されているようです。
(使用者の名前が入っていたので消しています)
ほかにも、椅子や机、壁かけ看板など、ブースに必要なものをすべてを「紙」で作っている企業
RPA(ロボットによる業務プロセスの自動化)を扱う企業
ブースの展示装飾一式からノベルティまでオーダーで作ってくれる企業
参加企業によるセミナー など、色々ありました。
企業さんと話をするばかりで、写真を撮り忘れてしまうことが多かったのですが、色々と面白い発見がたくさんありました。
商品についてはたくさんのサンプルやカタログを持って帰ってきたので、社内で色々と検討してみます。
販促展示会
ところでみなさん、販促展示会はどういう場かご存知ですか?
「聞きなれない」という方もおられますよね?
販促展示会について簡単に説明します。
どんなところ??
そもそも、「販促」というのは「販売促進」の意味で、簡単に言うと「売り込む商品やサービスを企画」することです。他にも、プレゼンテーションやデモンストレーションをしたり、商品の認知度を上げるために広告を打ち出したり、競合製品があればその比較データを収集したり、営業への売るポイントを勉強会で伝えたり、メーカーとの交渉したり等々、とても重要な部分です。そのため多くのの営業マンや経営者等が来られます。
なかには、来られた企業さん同士が仲良くなりビジネスに繋がることもあるので、とても貴重な場と言えます。
参加するメリットはあるの?
見に行く側としてはさきに書いた通り、売りたい商品や企業とのビジネスに繋げられたりというメリットがあります。ほかにも、ブースの装飾デザインやキャッチコピーを参考にすることもできます。また、違った目線ではありますが、「展示者側はどんな対応の仕方なのか」「どんな質問をされているのか」なども把握することができます。
展示する側としては、多くの方との名刺交換、展示中の商談による受注、アポイント等、この場でなければ得ることができないような成果があります。これだけの機会がある場は、まさに展示会しかないと言えます。
たくさんの企業さんに自分たちのことを一気に知ってもらえる良い機会なので、迷っている方は是非出展してください。
出展するにはどれぐらいの費用かかるの?
一言でいうと、結構かかります。
ざっくりではありますが、これぐらいはあればという指標としてご覧ください。
出展料
その展示会に出展するための出展費用です。これは出展する展示会の規模や、何小間(スペースの単位)使用するかなどのブースの広さによっても変わってくるようですが、全国の主要都市などで行われる大規模な展示会であれば、だいたい1小間30~50万ぐらいが相場だそうです。
ブースの装飾費用、人件費
ブースを装飾して目立たせる事も必要です。工事や材料、それらを運搬する費用や設営し撤去する費用は1小間借りたとして、工事料などがだいたい60万円~100万円程度かかると言われています。それにプラス、参加する人数分の人件費が必要となります。
告知費用
展示会の告知のための費用。これらには、案内状の作成や送付、Webで告知するためのホームページ制作費用などがあります。そして展示会開催中に必要なものとして、運営マニュアルや配布物などの制作費、プレゼンテーションなどで映像や音響、照明なども使用する場合には機材やオペレーター費用も必要になります。またブースを運営するためのスタッフやコンパニオンなどの人件費も必要です。
このような告知や運営にかかる費用、例えば映像や音響機材なども使用する6小間ぐらいの中規模なブースの場合、これらの費用は合わせて130~200万ほどかかるようです。
他にも、製品や商品の搬入代、ブースの内容によっては給排水工事や水道代などが必要な場合もあります。おおよその目安ではありますが、最小規模でも全ての項目の合計金額として、60万円~150万円ぐらいはかかると考えた方が良いかもしれません。
しかしながら、これだけの費用がかかっても何千人という参加者が来るので、効果を考えると「安い」という考え方も案外有りかもしれませんね。
たくさんの繋がりが増えるきっかけになればと思います。
また、出展風景や出展者のアプローチの仕方など学べたことはたくさんあったので、本当に貴重な時間でした。
また機会があればぜひ行きたいです。
ブース出展
弊社は、3月に医療系の展示会に出展することになりました。そのための準備を今行っているのですが、初めてのことも多々有り、手探りで進めている部分もあります。
今回のブースはおよそ2メートル四方の小さめのスペースですが、それでも思っていた以上に大変でした。
ということで、簡潔ではありますが何を行ったのか簡潔に説明いきます。
今回のブース準備のための段階としては大きく分けて5つ、
①どのようなサービスを紹介するか
②準備すべきものを決める
③スケジューリング
④必要なものの企画・作成
⑤最終確認(当日を想定して)
それぞれの間には細かい確認等はありますが、基本的にはこの5段階に分けて準備しています。
どのようなサービスを紹介するか
来場者に訴求する出展のコンテンツを選定し、製品、サービスなどを取捨選択します。今までメインとして作っていたものは当然ですが、今後伸びてほしい分野についても精査し、紹介するものを決定します。その際、目標設定が重要となります。リード獲得なのか、商談回数なのか、アポイント回数なのか、そういった細かな目標設定でコンテンツの見せ方が変わります。
準備すべきものを決める
当日に必要な備品や書類などを決定します。また、来場者に足を止めさせるための仕掛けが必要なので、そのための準備も行います。たとえば映像の活用や製品展示、プレゼンテーションステージやデモの実施などがあげられます。製品展示をする場合は、製品のすぐ近くに資料をおいておきます。場合によっては、コンパニオンを採用して声掛けやノベルティの配布を実施するのもよいでしょう。ノベルティを用意する場合は、ターゲット層が利用しそうなもの、目を引くもの、季節によって喜ばれそうなものといった視点で選びます。ほかにも、当日の保管場所にも気をかけなければいけません。またこの段階で、どのサービスの準備をするか役割を分担します。分担することにより、作業の効率化や内容をより濃いものにするために行います。合わせて、ブース運営に携わるスタッフを選定し、スケジュールを押さえておきます。シフトを組み、円滑な運営が行えるように十分なスタッフを確保しておくことが大切です。
スケジューリング
当日までのスケジュールを設定します。最初に話をした「紹介する内容」に対し、それらを準備するための逆算した細かい日程を明らかにしていきます。段階を踏み準備をしていくことで、進捗をわかりやすくする、ミス・ロスをなくすためです。。
必要なもの企画・作成
仕様や内容、印刷物であればデザインも細かく決めます。複数回全体で確認、校正等を繰り返してまとめていきます。
展示会の時期が迫るとその他の手配に時間を割かれるので、できる限り余裕をもって早めに済ませておくほうが良いです。
自社のカタログ等の作成でミスがあるといけませんので、注意が必要になります。
そのほか、この時点で必要備品(テープ、ホッチキス、ボールペン、椅子など)の準備も済ませます。あとで慌てないよう気づいたものから準備していくのが良いでしょう。
カタログ、パンフレットの印刷手配
企画したカタログ、パンフレットの手配をします。万が一のことも考え早めの手配を行い、仕上がりを確認する余裕を持つ必要があります。
最終確認
準備すべきものがそろっているか確認をします。ここで、合わせて必ず行うべきことが「シミュレーション」です。当日運営のポジションや役割を再確認するためです。他にも混雑時や来客対応などの動きをチーム全体で確認しておきます。ここで、不足している内容がある場合に備え、当日より1週間前には行っておいたほうがよいと思います。
以上が今回のブース出展における作業の流れになります。かなり簡潔に書いていますが、一つ一つがとても濃く、初めて行うこともあり時間がかかりました。しかし、今後のためにもたくさんのことを学べたとても良い機会でした。少しずつ学んでいき、企業として成長し社会のお役に立つことができるよう努力していかなければならないと痛感しました。
まとめ
展示会は見る側としても、出展する側としても大きく成長できる場になります。積極的に参加し様々なことを学び大きく成長するきっかけになりますので皆様も機会があれば是非とも参加されたらと思います。
本当に良い経験になりました。
もうすぐブース本番。一丸となり精一杯頑張ってきます!