9月1日は防災の日
昨今日本では、集中豪雨や台風、地震といった自然災害が多く発生しています。そのたびに、目を覆いたくなるような被害がニュースで報じられます。誰も自然災害は予期できません。でも、誰もが被災する可能性があります。9月1日は防災の日です。これを機会にいま一度防災について考えてみたいと思います。
備えあれば憂いなし
防災と聞いて、まず防災グッズの準備を考える人も多いかと思います。防災グッズには二通りのものがあります。一つは災害が起こってすぐ身の安全を守るためのもの。もう一つは災害後の避難生活でつかうもの。それぞれの用途に合わせて見てみましょう。
災害時すぐに使うもの
・ヘルメット、防災頭巾
・懐中電灯
・軍手
・タオル
・靴、スリッパ
・ホイッスル
避難生活で使うもの
・飲料水
・食品
・携帯ラジオ
・ビニール袋
・マスク
・使い捨てカイロ
・救急用品
正しい情報を確認しよう
災害発生の恐れがある場合、大きく分けて2タイプの情報が発表されます。市町村等から出される「警戒レベル」と、国や都道府県から出される「警戒レベル相当情報」です。
国によると、「警戒レベル」は災害発生のおそれの高まりに応じて住民がとるべき行動と、その行動を住民に促す情報とを関連づけるもの。つまり1~5段階の警戒レベルそれぞれの住民がとるべき行動の指標に従って行動しましょうという情報です。
一方、「警戒レベル相当情報」は住民が主体的に避難行動等を判断するための参考となる状況情報。つまり、具体的な行動指標は示されてはいないので受け取る側が判断しなければならない情報です。
また、地域のハザードマップで避難場所、避難経路などを日頃から確認しておくことも大切です。自治体によっては防災アプリがあり地域に必要な情報を得ることもできます。「警戒レベル」の詳細は国や自治体のホームページにもありますので確認してみてください。
国や自治体からの情報だけではなく、SNSが発達している今はいろんな人がいろんな情報をリアルタイムで発信しています。もちろん役立つ情報もありますが、中には悪質なデマを流す人もいます。そのようなウソの情報に振り回されず、正しい情報を見極めることも大切です。
連絡方法を確認しよう
災害にあった時、身の安全の確保をできたら、まず家族など周りの人の安否確認をしたくなると思います。災害時は電話が不通になったり、かかりにくくなります。携帯電話が使えなくても連絡できるよう、非常時の連絡先メモをつくって持ち歩きましょう。また、各携帯電話会社に災害時伝言ダイヤルサービスがありますので、利用方法の確認をしておくといいですね。
災害用伝言ダイヤル(171)・伝言板(web171)
被災地の方の電話番号をもとに、安否などの情報を音声やテキストで登録・確認できるサービス。
災害時に有効な通信サービス(NTTグループ)
ケータイ版・災害用伝言板
専用アプリや専用サイトから安否情報の登録ができるサービス。ご利用の携帯電話会社で利用方法などの確認を。
ソフトバンクモバイル / ドコモ / au / ワイモバイル
まとめ
誰しもこの先いつ災害に合うかわかりません。自分自身だけでなく大切な家族の為に、少しでも防災の知識があれば大きく違うこともあるでしょう。家庭内はもちろんのこと職場においても話し合いをしたり、マニュアルを作ったり、できることから始めてはいかがでしょうか。